引っ越し時のインターネットの手続きの流れがわからない 

引っ越し

引越しに伴って、インターネットの手続きも必要になります。インターネットの手続きは意外とややこしくて面倒くさいものですが今の時代、私たちの生活には欠かせないものとなっています。 

引っ越し時の手続きをどうすればよいのか、直接電話するのか、ホームページや書面などで出来るのかなど、普段当たり前のように使っているインターネットですが、いざ引っ越し時の手続きとなると、どうすれば良いのか全く分からずに不安に思われるのではないでしょうか。 

インターネットは引っ越し先の住環境によっては今現在利用している回線事業者やプロバイダーを利用出来ない場合も有りますので、引っ越し先が決まっているなら早めに調べて手続きをするようにしましょう。 

この記事では、引っ越し時のインターネットの継続(移転)・解約・新規の手続きの流れや注意点をお伝えさせて頂き、引っ越し時のインターネットの手続きについてのお悩みや不安を解決させて頂きます。 

引っ越し時のインターネットの手続きの流れがわからない 

引っ越し時のインターネットの手続きの流れがわからない 

まずは、引っ越し時のインターネットの手続きや流れがわからない方にインターネットについて簡単に説明させて頂きます。 

インターネット回線は2つのパターンと6つの種類に分かれます。

下記で回線のパターンと種類を簡単にご説明させて頂きます。

インターネット回線のパターンと種類 

先ずはインターネットの回線のパターン及び種類を簡単に解説します。 

インターネットには大きく分けると「有線」と「無線」の2つのパターンが有ります。 

そして、回線は細かく言うと6つに分かれます。 

下記①~④が「有線」、⑤と⑥が「無線」の回線になります。

  1. 光回線 ⇒ 引っ越し時は移転の手続きが必要になります。
    「フレッツ光」「ドコモひかり」「auひかり」「nuro光」など 
  2. ADSL(電話回線)⇒ 2024年に廃止されることが決まっていますので、引っ越しを機に乗り換えを検討してもいいかもしれません。
    電話回線を使ってインターネットを利用。光回線より料金が安いが速度が遅い。 
  3.  ISDN(電話回線) ⇒ ADSLと同じく2024年に廃止が決まっていますので、 ADSL同様、乗り換えの検討。
  4. ケーブルTV回線 ⇒ 引っ越し先によっては解約の手続きが必要。引っ越し先で新たに契約。光回線を引くことが難しい地域で、ケーブルテレビを使ってインターネットを利用。 
  5.  ホームルーター ⇒  地域の変更手続きが必要。 
  6. モバイルルーター ⇒  手続き不要。

    ⑤と⑥は工事不要だが、通信速度は遅いのと、通信が不安定だったり動画視聴などには不向きになります。 

    上記6つの中から、自身がお使いの回線がどれかを把握しましょう。 
     

ここでポイントです

「光回線」にも種類が有ります。

  • 皆さんよくご存じの東西NTTが提供している「フレッツ光」全国どこでも利用できます。
  • NTT以外の企業が行っている「独自回線」
    利用できるエリアが限定的になります。
  • NTTの光回線を利用している「光コラボ」 
    NTTから回線を借りて、ネットサービスを提供しています。
    地域限定のコラボ事業者も有るので、確認しておきましょう。 
  • 「ケーブルテレビ 」
    全国展開のケーブルテレビも有れば、地域のみのケーブルテレビの契約の場合も有ります。 

    上記4種類に分かれます。

普段、何気に当たり前のように使っているインターネットですが、2つのパターン、6つ回線があり我々の生活のライフスタイルに合わせて使い分けることになります。

引っ越し時のインターネットに関する手続きのパターン

それでは、引っ越し時のインターネットに関する手続きをみていきましょう。

手続きには3つのパターン継続(移転)・解約・新規があてはまります。 

  • 「継続(移転)」とは、旧居で使用していたインターネット回線とプロバイダーを引っ越し先でも利用する場合。
  • 「解約」とは、旧居で使用していたインターネット回線とプロバイダーを引っ越し先で利用しない(できない)場合は解約となります。
  • 「新規」とは旧居の回線やプロバイダーを利用せず、引っ越し先で新たに別の回線事業者やプロバイダーと契約する事になります。

現在の契約状況を調べましょう 

次は自身が契約している現在の契約状況を確認しましょう。契約の内容を知らなければ始まりません。 

契約している回線事業者とプロバイダーはどこなのか、またどのようなプランに加入しているのかを確認し知ることが必要です。 

確認方法は契約書や請求書などで確認出来ます。 

契約には、回線事業者とプロバイダー、個々での契約のケースの場合とセットでの契約の2つのケースがありますので、どちらのタイプの契約かも確認しましょう。 

セット契約の場合は移転の手続きや契約解除の手続きは、一括でプロバイダーがしてくれる場合がありますので確認してみましょう。 

普通、プロバイダーと回線事業者の一括契約のサービスを行っているのは光回線(フレッツ光は除く)が一般的です。 

光回線の種類には 

例えば「フレッツ光」以外の「au光」「NURO光」[eo光]など独自回線を有している事業者と東西NTTから回線を提供してもらい独自のサービスを行っている「光コラボ事業者」があげられます。 

ここでポイントです

各事業者によって、対応エリアや月額料金及びサービス(特典・キャンペーン)が違いますので、よく調べて契約しましょう。 

引っ越し先の物件について確認しましょう 

解約・継続利用に関わらず、引っ越し先の物件の環境を知る必要があります。 

引っ越し先によっては、利用したいと思っているインターネット回線が利用出来ない場合も有ります。 

また利用できる場合、物件によっては回線の工事が必要だったり、反対に既に回線が設置されていて工事が必要ない場合が有ったりしますので、契約する前に調べておきましょう。 

★引っ越し先が賃貸の集合住宅の場合

集合住宅のオーナーか管理会社へ下記の4点を確認して下さい。

まず、回線設備が導入されているか確認して下さい。

*回線が導入されている場合

  1. 回線の種類 
  2. 回線事業者がどこか、「東西NTT」や「光コラボ事業者」なのか?
  3. 回線が導入されている場合、契約手続きが必要かどうかも確認しましょう。  

*引っ越し先が集合住宅の場合 

  1. 入居される集合住宅によっては、集合住宅のオーナーが一括で契約をされていて入居者が無料で利用できる場合も有りますので、確認しておきましょう(実際は家賃や管理費に組み込まれている場合が多いです)。 
  2. 集合住宅で回線が引かれていない場合は、自分でインターネットを契約する必要があります。その場合は、オーナーにインターネットを引くために工事が必要になるので許可を取る必要があります。

*引っ越し先が一戸建ての場合 

  1. 同じ回線事業者やプロバイダーを利用できる場合でも、一戸建ての場合は基本的には工事が必要になります(立ち合いも必要)。
  2. 電柱と家との間に距離が有り過ぎると、新しく電柱を立てる事になり、電柱を立てるコストが掛かるので注意しましょう。 

ここでポイントです

  • 工事が必要で屋外工事と宅内工事を行う場合は、工事日が別々になる場合が有ります。
  • 宅内工事は自宅内に回線を引き込む必要がありますので、立ち合いが必要になります。
  • 工事期間が長く掛かる可能性も有ります。繁忙期以外でも、工事完了まで1か月~1か月半程度と思っておいて下さい。

引っ越し先で現在契約中のプロバイダーが利用できるか調べましょう

引っ越し先で現在利用しているプロバイダーを利用したい場合は、確認する必要があります。 

確認する方法は、現在のプロバイダーの公式サイトを開いて、引っ越し先のエリアが対応しているかをチェックすると分かるので確認してみてください。 

「インターネット/対応エリア」と打ち込んで検索すれば、利用しているプロバイダーのサイトが出てきますので、現在利用している回線事業者やプロバイダーのサイトで確認して下さい。

ここでポイントです

  • 引っ越し先によっては、環境によって現在利用中のプランを継続利用できない場合が有ります。
  • 現在利用中のプロバイダーが利用できないなら解約をして、新規でプロバイダーを探して契約する事になります。 

次からは、「継続」「解約」「新規」の各手続きの仕方をお伝えさせていただきます。

現在の回線事業者とプロバイダーが継続利用できる場合は、直ぐに「継続(転用)」手続きを進めましょう

現在の回線事業者とプロバイダーが継続利用できる場合は、直ぐに「継続(転用)」手続きを進めましょう

ネットで調べて、利用中のプロバイダーが継続利用できると分かったら、連絡をして手続きを行います。 

連絡は電話・ホームページどちらでも行えます。 

手続きに必要な情報(下記7点)を伝えて、手続きを行いましょう。

  1. 契約している方の現在の情報
    名前・電話番号など 
  2. 引っ越し先の住所 
  3. 引っ越し先が一戸建てか集合住宅か
  4. 現住所での最終の利用日 
  5. 引っ越し先での利用開始希望日を伝えて、工事日(現在の住居の撤去日・引っ越し先の工事日の調整)
  6. レンタル機器の返却の有無
  7. 工事に掛かる費用は幾らかなど 

ここでポイントです。

  • 移転には工事費用がかかります。引っ越しによる移転の場合、回線事業者はキャッシュバックやキャンペーン対象外となりますので、工事費用をご自身で負担しなければなりませんので工事費用なども確認しておきましょう。
  • NTT東日本とNTT西日本でそれぞれ契約されている方で、エリアが変わる場合(東日本エリア⇒西日本エリアへの引っ越し)は現在のエリアのNTTの契約を解約して引っ越し先のエリアのNTTと新規契約する事になります。
  • 「光コラボ」の契約されている方の場合、手続きはプロバイダー事業者のみで手続きが行えます。
  • インターネットは常に使用できる状態にしておきたいのではないでしょうか、工事を引っ越し日までにしてもらう事で引っ越した日から利用する事が可能となります。 
  • 繁忙期などは混み合っているので、予定している工事日がづれこむ事も考えられますので、手続きは早ければ早い方がいいです。引っ越しする日の1か月~2ケ月前には手続きをしましょう。

引っ越し先が対応エリア外で継続利用できない場合の流れ 

引っ越し先が対応エリア外で継続利用できない場合は解約する事になります。

まずは、回線事業者に連絡をして解約する手続きを行いましょう(電話、ホームページどちらでも手続き可能です。

連絡する前に解約に必要な情報を確認しておくとスムーズに手続きを行う事が出来ます。 

先ずは、回線事業者に引越しするので解約する旨を連絡、その後プロバイダーに連絡して解約する旨を伝えましょう。

解約時には、現在の契約内容や必要事項を確認して手続きを行いましょう。 

  1. 契約の情報
    *契約者名 
    *ID(お客様番号)
    *契約者の電話番号
  2. 解約する日(最終の利用日) 
  3. 次に回線の撤去工事が有る場合、日程の調整
    その時、立ち合いが必要なのかも確認しましょう 。
    但し、入居前から導入されていた回線や設備は撤去する必要は有りません 。
  4. レンタル機器があるなら、返却方法や返却料はどちらが負担するのかも確認しましょう。
  5. 解約に掛かる費用(解約手数料・違約金・その他)  

ここでポイントです

旧居と異なるプロバイダー及び回線事業者と新規契約する場合の手続き

 引っ越し先で新たに対応している回線事業者やプロバイダーを探して新規契約する事になります。

引っ越しすることが決まったら直ぐに引っ越し先で、利用できるネット回線を探す事から始めましょう。

利用するネット回線が決まったら、回線事業者とプロバイダー2社と契約することになります。但し、「光コラボ事業者」との契約の場合はセット契約になるので、1つの事業者との契約で済みます。

有線の回線事業者と契約の場合は、契約後に工事日程を決めてから、開設工事を行う事になりますので、利用するまで期間が掛かるので注意しましょう。

実際に工事が行われるのは契約後、1か月程度かかるので、引っ越しが決まり次第早めに行動することで、引っ越しした日からインターネットを利用することが可能になるでしょう。

また、引っ越し繁忙期は工事が集中するので工事業者も手が足りなくて工事日程がずれ込む可能性がありますので、早めに手続きを行う事が重要になります。 

回線事業者を選ぶポイント 
あなたの生活ライフに合った「回線」を選びましょう。 

  • 料金を重視するなら 
    *プロバイダーと回線事業者が一つになった「セット」契約
    *携帯電話との「セット割り」のある各キャリアとの「光コラボ」契約
    *キャッシュバックなどのキャンペーンを実施しているプロバイダーとの契約 
  • 速度重視で選ぶなら 
    *「NURO光」「auひかり」「eoひかり」「フレッツ光」などの「光回線」を選びましょう。
  • 地デジ・BS放送を視聴したい場合
    *「CATV」とのセット契約

新規の契約手続きの仕方

契約する「回線」が決まったら、電話やホームページ等で契約する回線事業者とプロバイダーに連絡します。 

まず、回線業者に連絡して契約後にプロバイダーと契約という流れになります。 

(光コラボの場合は回線事業者とプロバイダーがセットで契約になります。セット契約の方が料金はお得になっている場合も有るので、引っ越し先のエリアでセット契約できる光コラボがないか探してみましょう。光コラボならば手続きは1つで済みます。 

おおまかな手続きの仕方

  1. 契約する回線事業者に連絡(電話・ホームページ)して契約をする。 
    *ネットを申し込む場合の手順は申し込みの専用フォームに必要事項を入力して送信
    ・引っ越し先の住所
    ・契約者情報 などを入力
  2. 事業者から折り返し連絡が有るので、引っ越し先での工事日程を決める。 
  3. 「契約者ID」や「パスワード」などを書かれた書類を受け取る。 
  4. 開通工事、立ち合いが必要 。
  5. 通信機器の接続・設定 

ここでポイントです

引っ越し先が集合住宅の場合、既に回線がひかれているが、別の回線を利用したい場合などは、新たに設置工事が必要になりますので、回線設備工事が可能かどうかをオーナー や不動産会社に確認してから契約するようにしましょう。 

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工事日程が予定の日より遅くなった場合の対応

引っ越しシーズンは、インターネットの工事業者も忙しいために、工事の日程がずれ込みます。

その場合、引っ越し当日からインターネットを使えないなんてこともあり得ます。 

その場合の対処法としてスマホを利用した「テザリング機能」でインターネットしたり、 一時的にポケットWi-Fiのレンタルを利用するなどの方法も有ります。 

此方も万が一の場合の一時しのぎの手立てとなるので考えておきましょう。 

まとめ

引越し時に、つい忘れてしまったり忙しさで後回しにしてしまいそうなのがインターネットの移転等の手続きですが、いざ、引っ越しをした日にインターネットを利用できない事に気がつき後悔する事も起こりえます。 

また、引っ越し時のインターネットの移転は、現在の住まいと引っ越し先の住まいの両方で工事が必要になる場合が有ります。 

その為、引っ越し先でインターネットを利用出来るまで思った以上に日数を要しますので、引っ越ししたその日からインターネットを利用する場合は引っ越しが決まったら直ぐに手続きにとりかかる事をお勧めします。

手続きは引っ越しをする1ケ月~2か月前には済ませておくのが理想です。

インターネットの手続きは業者が多く、料金設定が複雑なので時間のない引っ越し時にサッと簡単に理解して、スムーズな手続きをとはいきませんが、ネットなどを利用して、自分のライフスタイルや引っ越し先に合ったイ ンターネット環境を探して契約する事が重要となります。 

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