近所付き合いは、日常生活において大切なことです。しかし、近隣住人との関係がうまくいかないと、生活に大きなストレスを感じることになります。
しかも近隣トラブルは、誰にでも起こりうるものであり、解決するのはなかなか難しいものです。
そこで、この記事では近隣トラブルのよくある事例と対処法を紹介します。近隣トラブルに巻き込まれてしまったときや、トラブルを未然に防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。
隣人とのトラブル解決法~よくあるトラブル事例と対処法を徹底解説
近所付き合いは、日常生活のおいて大切な事です。しかし、近隣住人との関係いがうまくいかないと、生活に大きなストレスを感じる事になります。
近隣とのトラブルは誰にでも起こりうるものであり、一度トラブルになると解決するのはなかなか難しいものです。
次の項目では近隣トラブルで良くある事例をと対処法を紹介します。もし、近隣トラブルに巻き込まれた場合にトラブルを未然に防ぐために、ぜひ参考にして下さい。
よくある近隣トラブルの事例
近隣トラブルにはさまざまな種類がありますが、ここでは代表的なもの10個をご紹介します。
これらのトラブルは、自分が原因であってもなくても、発生する可能性があります。
自分が気づかないうちに他人に迷惑をかけている場合もあるので注意が必要です。
①騒音・生活音トラブル
近隣住人から「音がうるさい」と苦情を言われるトラブル
子どもの走り回る音やテレビの音などが原因で起こるトラブル
がそれにあたります。
音の感じ方は人によって違うため、対応が難しい場合もあります。
②ペット関連のトラブル
「ペットの鳴き声や糞尿が気になる」と苦情を言われるトラブル
や猫が庭を
荒らしたりする行為などが原因で起こるトラブル。
ペット不可の物件で飼育すること自体がトラブルになる場合
。
ペットは飼い主にとって大切な家族でも、他人にとってはそうではない
ことを忘れないようにしましょう。
③ごみ出しに関するトラブル
「ごみ出しの仕方が悪い」事が原因で苦情を言われるトラブル
。
分別ルールや収集日時を守らない事でゴミ当番の人が分別し直さなけれ
ばなりません
。
④汚部屋・汚家のトラブル
物やゴミで埋め尽くされた部屋や家が原因で、悪臭や害虫の発生原となり、
近隣に迷惑をかけるトラブル。
庭やバルコニーに物やゴミを置くと、放火や窃盗のターゲットにされるリス
クも有ります。
⑤タバコの匂いと煙によるトラブル
ベランダで吸ったタバコの煙や匂いが隣の部屋に入ったりするトラブル。
⑥悪臭トラブル
放置されているゴミやペットの糞尿から出る不快な臭いが原因のトラブル。
⑦駐車車両や駐輪自転車などによるトラブル
契約者以外の訪問者による迷惑駐車や他の住人の出入りを妨げたりするトラブ
ル。
また、車や自転車に傷をつけたり駐車場で遊ぶ子供の事故などが起こったりす
る事も考えられます。
⑧共用部分の使い方に関するトラブル
共用部分は多くの住人が利用する場所であり、共同生活の顔となります。
その共用部分でゴミをポイ捨てしたり、壊したり汚したりしない事が基本で
す。
⑨挨拶に関するトラブル
近隣住人に挨拶をしても無視をされたりする事により不快感や不信感が起こ
り、他の事がきっかけでトラブルになることもあります。
⑩境界によるトラブル
一戸建て特有のトラブルで、塀や庇が隣家の敷地にはみ出している場合や、
境界があいまいな事でトラブルに発展したりする場合もあります。
⑩勘違いや被害妄想によるトラブル
*そのような事実はないのに「嫌がらせをされている」「物が盗まれた」など
と思いこんだ隣人から嫌がらせを受けるようなトラブルもあります。
近隣トラブルが起きたときの対処法
近隣トラブルには冷静な対応や直接相手と話し合いをしたり仲介者の利用や法的手続きの検討など、様々な対処法があります。状況に応じて適切な方法を選び、解決を目指しましょう。
また、トラブルを未然に防ぐためには、予防策を講じることも大切です。以下は近隣トラブルが起こった時の対処法のポイントです。
①管理規約や生活ルールを守る
*苦情を受けたらまず自らの生活を見つめなおす事が大切です。
マンション住まいの場合は管理規約や使用の細則を確認し、ルール違反をし
ていないかをチェックしましょう。
「少しくらいは大丈夫だろう」という意
識は危険であり、トラブルの原因になりやすいです。
②必要に応じてリフォームする
*騒音トラブルはリフォームで改善する事も可能です。
遮音性の高い床材やインナーサッシ、壁の遮音材などを設置することで音の
伝わり方を抑える事が出来ます。
③大家さんや管理会社へ相談する
*近隣トラブルは自分で解決しようとせず、大家さんや管理会社へ相談する事
が重要です。
当事者同士で直接話をすると感情的になってしまい、余計にこじれてしまい
トラブルがエスカレートする恐れがあります。
大家さんや管理会社は中立的な立場で仲介してくれることが多いです。
④行政や専門の機関に相談する
*大家さんや管理会社に相談しても解決できない場合は、行政や専門機関に相
談する方法も有ります。
日本賃貸住宅管理協会や不動産適正取引推進機構などの団体では、賃貸住宅
に関するトラブルの相談を受け付けています。
法テラスや警察の相談窓口では、法的なトラブルの解決を支援してくれま
す。
⑤弁護士に依頼する
*法的手段に移る場合は、弁護士に依頼する事が必要です。
弁護士事務所から内容証明郵便を送るだけで解決するケースもあります。
訴訟になる場合は、被害の有無を証明する資料を作成しなければなりませ
ん。
⑥警察に連絡する
此処で私の経験をお伝えさせて頂きます。
私の知り合いの家族が住んでいたマンションの隣の住人が、毎月1回、知人を呼んでは深夜2時ごろまで、どんちゃん騒ぎを繰り返し、挙句には仲間内で大喧嘩を始めるなど酷い状況でした。
その事を私に相談をされて来られたので、管理会社に苦情を申し立てのですが、その管理会社は対応が生ぬるく一向におさまる気配が有りませんでした。
私は知人に今度どんちゃんや喧嘩をするような事が有れば、私に連絡るようにと言いました。
暫くするとまた、深夜遅くまでどんちゃん騒ぎを始めたで、連絡を受けて直ぐに警察に連絡をしました。
警察が直ぐに大騒ぎしている隣の住人の部屋に駆けつけてくれ注意してくれたので、直ぐに騒ぎは治まった事があります。
私は警察に連絡するのが、一番即効性があるのではないかと思います。
ここでポイントです。
日本賃貸住宅管理協会などの団体では、賃貸住宅に関するトラブルの相談を受け付けています。
日本賃貸住宅管理協会は賃貸物件に関するトラブルなどにも対応してくれます。
連絡はFAXやメールでの受付になります。
デメリットは早急な解決には不向きです。
URL https://www.jpm.jp/contact/ こちらにアクセスすると、お問合せフォームのサイトが開きます。
近隣トラブルを未然に防ぐためのポイント
①挨拶をする
*近隣住人とのコミニケションを取ることが重要になります。
挨拶をすることで、お互いに顔と名前を覚え、信頼関係を築くことが出来ま
す。
信頼関係を築くことで些細なトラブルを起こした時も寛容になってもらえる可
能性が高まる。
②音に気をつける
*音は自分では気にならなくても、他人には不快に感じられる場合があります。
特に夜間や早朝は音に敏感になる人が多いため、生活音やテレビ・オーディ
オの音量には注意が必要です。
*小さな子供さんが大きな声を出したり、走り回る音にも注意しましょう。
子供の事だからと,子供に注意もせずにほったらかしにされている親を見かけ
ますが、集合住宅などは子どもが原因のトラブルも多くあります。
③ペットの飼育ルールを守る
*ペット可の物件でも、飼育のルールは必ず守ることが必要です。
ペットの鳴き声や糞尿、荒らし行為などに注意し、近隣に迷惑をかけないよ
うにペットの管理をしっかり行う事が重要です。
*ペット不可物件で飼育すると、契約違反となり退去を求められる場合もあり
ます。
④ゴミ出しのルールを守る
*ゴミ出しは自治体やマンションのルールに従って行うことが必要です。
分別ルールや収集日時を守り、清潔にまとめて出すことで、清掃員やゴミ当
番の人に迷惑をかけないですみます。
*まずは引っ越しをしてきたら、転居先でのゴミ出しのルールを確認する事が
大切です。
最近は外人も近隣に住んでいますので、分別のルールを知らずに、ゴミを出す外人もおられます。その場合は管理会社などから言ってもらうようにしましょう。
⑤共用部分は綺麗にしておきましょう
共用部分は多くの人が利用する場所であり、共同生活の顔でもあるため、綺麗
に使うことが大切です。
*エントラストやエレベーター及び郵便ポストなどの共用部分でゴミのポイ捨
てをしたり壊したり汚したりする事やポストにいつまでも郵便物を溜めない
ようにしましょう。
*宅配ボックスを常に占有したり、なかなか取り出しに来ないなどがないよう
に注意しましょう。
*バルコニーは本来は共用部分であり、避難経路でもあるので、物を置いたり
過剰なガーデニングは禁止されている事を忘れないようにしましょう。
⑥境界に関するトラブルを避ける
*境界のトラブルは資産に直結するので、慎重に対処しないと根の深いトラブ
ルに発展してしまいます。
境界がハッキリしていない場合は、隣家と話し合って境界線を設置する事が
望ましいです。
境界線を勝手に移動したり取り除いたりしない事が大切です。
境界がはみ出している場合は、隣家に謝罪して修正する事が必要です。
まとめ
近隣トラブルは誰にでもおこりうるものであり、生活に大きなストレスを与えます。
近隣トラブルの原因や種類、対処法や相談先を知っておくことが重要です。
近隣トラブルを未然に防ぐためには、挨拶や音に気をつける配慮が必要になります。