超簡単! 引っ越し時の印鑑証明の手続きの流れ

引っ越し

印鑑証明書は自動車や不動産などを購入する契約時や相続の手続きの際に提出するために必要となります。

印鑑証明書は市区町村役場で発行する事になりますが、発行するにはまず最初に印鑑登録をしておく必要が有ります。

また、引っ越し時には住所変更の手続きをしておく必要が有ります。

住所変更の手続きを忘れてしまうと、重要な取引などで必要になった場合に出来なくなる可能性が有ります。

この記事では、印鑑証明書の発行時の手続きの仕方及び引っ越し時の住所変更手続きの仕方についてお伝えします。

印鑑登録が必要になる場合

押印

①自動車の購入及び売却時(軽自動車はローンを組む場合)

②住宅ローンを組む時

③不動産の購入・売却時

個人の場合は上記などが主です。

その他、会社を設立時の登記や不動産担保ローンなどが有ります。

印鑑登録の手続きの流れ

先ずは「印鑑登録」の手続きの流れをご説明します。

①「印鑑登録」の手続きの仕方

  お住まいの市区町村役場の窓口で手続きをします。

☆必要な物

  • 印鑑登録申請書
  • 登録する印鑑
  • 印鑑登録する本人の確認書類
  • 代理人が申請する場合は、上記と委任状

手続きが完了すると、自分だけの印鑑と証明されます。

印鑑登録された印鑑は「実印」となります。

②「印鑑登録証」(カード)が発行されます

役場の窓口で「印鑑登録」の手続きをすると「印鑑登録証」(カード)が発行されますので、無くさないよう大切に保管しましょう。

「印鑑証明書」の発行の手続き時には「印鑑登録証」(カード)をもって手続きを行いましょう。

引っ越しする場合の手続きはどうなる?

引っ越しすると住所変更の手続きが必要となります。

住所変更の手続きをする場合は、「同じ市区町村」へ引っ越しの場合と「違う市区町村」へ引っ越しする場合とでは手続きが違います。

同じ市区町村へ引っ越しする場合

同じ市区町村へ引っ越しの場合は、基本手続きは必要ありません。

「転出届」を提出すると、自動的に印鑑登録の住所も変更されます。また「印鑑登録証」も継続利用出来ます。

ここでポイントです

東京の特別区や政令指定都市で区が変わると印鑑登録の住所変更が必要になる場合が有りますので、確認しましょう。

違う市区町村へ引っ越しする場合

違う地区町村へ引っ越しをする場合は、引っ越し先の市区町村役場で手続きをしなければなりません。

下記表は、手続きに必要な情報となります。

 届け先必要な物日数代理人 不可手続きする期限代理人が届け出の場合の必要なもの
違う市区町村へ引っ越し引っ越し先の市区町村役場・登録する印鑑
・本人確認の書類 (運転免許証
・マイナンバーカード
・パスポートなど) 印鑑登録申請書
・本人は即日の場合 も有ります
・代理人の場合は数 日かかります
期限は有りません・登録する印鑑
・認印
・代理人本人の確認書類
・依頼主の直筆の委任状
必要な情報

ここでポイントです

  • 引っ越し前の印鑑登録は転出届を提出した段階で自動的に廃止となります。
  • 代理人が手続きを行った場合は「文書照会方式」という本人宛に「照会書」が郵送で送られて来て、それに必要事項を記入・押印をして本人が窓口に出向くことになるりますので、日数が掛かります。
  • 顔写真付きの書類を提出すると、申請日当日に手続きを完了させることが出来ます。

    運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど国や地方公共団体が発行した顔写真を貼り付けたものが必要となります。

     顔写真が無い書類の場合は自治体から後日「照会書」が届くので、照会書に必要事項を記入して再び窓口に出向くことで手続きが完了します。
  • 旧役場で「転出届」を提出時に「印鑑登録証」も念の為に忘れず持参して返却しておきましょう。

そもそも印鑑登録とは?

印鑑登録とは

何故、印鑑登録という、面倒くさい手続きをしなければならないのか?

大人になって社会に出て車が欲しくなり車を購入する事になったり、結婚して子供が出来ると家を購入するなんて事になると思います。

そのような時に本人の印鑑(実印)が必要となります。しかしその印鑑が間違いなく本人の印鑑なのかを証明する為に市区町村役場に登録する必要が有ります。

これを「印鑑登録」と言います。

ちなみに印鑑登録が出来るのは15歳以上から可能となります。

「印鑑登録」を行うと「印鑑登録証」というカードが発行されますので、無くさないように保管しましょう。

印鑑証明書を発行してもらうには「印鑑登録証」を役場に持参して手続きをしなければなりません。

印鑑証明書を発行する意味は

「印鑑証明書」は押印した実印が本人のもので有る事を証明してくれる大事な書類になります。

契約時の書類に押印した印鑑が本人の実印かを印鑑証明書によって証明してもう事ができます。

また、犯罪などの第三者によるなりすましの契約を防ぐことが出来ます。

印鑑証明書に記載されている内容は「住所」「氏名」「性別」「生年月日」「登録番後」「登録年月日」そして「実印の印影」となります。

 印鑑登録出来る印鑑の規定は有るの?

印鑑登録できる印鑑のサイズは、印影が8ミリ角以上、25ミリ角以下の印鑑が登録する事が出来ます。

因みに、登録できない印鑑は、ゴムで出来ていて変形や破損の可能性があるものや、印影が分かりにくい印鑑は不可となります。

また、家族や他人が既に届けている印鑑も不可。

三文判は登録可能ですが、入手が簡単に出来て悪用される可能性が有るので止めておきましょう。

まとめ

印鑑登録は必要

引っ越し時は何かと忙しく、なかなか引っ越し後の跡片付けなどもはかどらないので、役所でする手続き、例えば「転出届・転入届」などと一緒に「印鑑登録の抹消・登録の手続きも同時に済ませておきましょう。

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