引越し先の駐車場の探し方と注意点

引っ越し

転勤や就職などで、新天地に引っ越しをする方で、車を所有している方及び車を購入する予定の方は住まいと同時に駐車場も探さなくてはなりません。

もし新しい住まいに駐車場がなければ、マイカーを持っている方は路上駐車をしなければならなくなりますし、購入予定の方も車を購入出来なくなります。 

住居と違い、駐車場は簡単に探せると考えておられる方も多いのではないかと思われます。 

駐車場も借りる場所によっては、いろいろな問題に直面し後で後悔する可能性があります。 

そうならない為に此処では、引っ越し先での駐車場の探し方や探す際の注意点及び駐車場の契約の仕方をお伝えさせて頂きます。 

この記事を読むことで、引っ越し先でどのようにして駐車場を探せば良いのか、どのようなポイントに注意すれば良いのか、契約の流れはどうなのかなど駐車場を決めるうえでの重要なポイントが分かります。 

駐車場はどのタイミングで探すのか

駐車場はどのタイミングで探すのか
都心の駐車場

駐車場はいつから探す 

車を所有している方で転勤や就職をされる方は、引っ越し先で駐車場は必ず必要になります。

引っ越し先で駐車場がないと、その日から車の置き場所に困ってしまいます。

引っ越しをする事が決まったら直ぐに駐車場探しを始めなければなりません。 

普通、住居探しは2か月前から始めるので、駐車場も同時に始めましょう。 

何故なら駐車場も契約前に審査などの手続きが有り直ぐに利用する事が出来ない可能性があります。 

だから引っ越し間際や引っ越しをしてから探していたら、引っ越しをしたその日から車の置き場所がなくて困ってしまうことになります。 

引っ越しして来た日から車を置くことが出来なければ、当面路上駐車をするか高いパーキングに入れておかなくてはならなくなります。

また、パーキングも場所によったら高額になる可能性もありますので、毎日となったら大変です。

当たり前のことですが、引っ越しをした日から必ず駐車場は必要になります。  

駐車場の探し方3パターン

探し方は3パターンがあります。 

  • 新居探しの時に利用する、不動産会社へ依頼する  
  • インターネットで探す 
  • 引っ越し先へ直接出向いて歩いて探す

新居探しの時に利用する、不動産会社へ依頼する 

新居を探すときに、同時に駐車場も依頼しておけば、とりあえずは安心です。 

不動産会社は入居者からの要望が多い事もあるので、周辺の駐車場の空きの情報も豊富に持っているので、新居の近くで探しておいてくれるでしょう。 

内見の時に同時に見て、その時良い駐車場があれば住居を決めるポイントの一つになるでしょう。

可能ならば住居同様、駐車場も良し悪しが有るので目で見て確認しましょう。

不動産会社よってはインターネットに出ていないような、良い条件の物件を紹介してくれるかもしれません。 

インターネットで探す 

引っ越し先が遠方で、直ぐに行けない時などインターネットで探せるのは非常に便利で有難いです。 

賃貸の物件をインターネットで探された方ならお分かりになると思いますが、賃貸物件をインターネットで探すのと同じように駐車場をインターネットで探す感覚です。 

☆インターネットのメリット

  • インターネットで多くの情報を得ることが出来て、周辺の値段の相場が分かるので、交渉する時に役立つ 
  • 遠方で直ぐに行けない方には非常に便利
  • 相場だけでなく、駐車場の大きさや自走式・機械式などの条件の絞り込みが出来るので目星が付けやすい。  

☆インターネットのデメリット

  • インターネットで得る情報は新鮮度に疑問が有るので、インターネットで検索して良いと思った物件が見つかっても既に契約済みの可能性が有るので、直ぐに管理会社へ問合せをしましょう 
  •  インターネットでの契約には必要書類の送付や審査などに時間がかかります
お急ぎの方必見!お申込みから開通まで最短4日!【J:COM(ジェイコム)】

引っ越し先へ直接出向いて歩いて探す

現地を歩いて自分の目で見て探す事で、駐車場の状態や周辺地域のイメージ等が掴めます。 

☆自分で歩いて探すメリット

  • 実際目で見る事で、自分の車が車庫内に収まるかや出入口の段差、周りの障害物などの有無を確認できる事で、スムーズに車庫入れや車庫出しが可能かなどのチェックが出来ます
  • 自分で探すことが出来れば、貸主と直接契約できるので、契約時に不動産会社に払う手数料が発生しないので初期費用を抑えることができますし、賃料などの条件交渉が出来るかもしれません 

☆自分で歩いて探すデメリット

  • 自分で探すには限界があります。不動産会社やインターネットのように多くの情報を得ることはできません 

駐車場を探す時の注意点と防犯点

たかが駐車場、されど駐車場です。 

駐車場の良し悪しは、自分や家族の生活に密接に関わってきます。

住まいと同じく、後で後悔しないよう慎重に探しましょう。

探す時の注意点

  • 自分の車のサイズに有っているか 
    自分の車のサイズに合っている駐車場かどうか?駐車場からはみ出てしまうと、隣の車と接触事故などのトラブルが起こる可能性があります
  • 出入り口の段差・地面に凹みは無いか
    出入り口に段差などが有る事で出入りの障害となったり砂利、舗装にかかわらず地面に凹みなどがあると、雨水が溜まって雨水を跳ねたり、車の底をこすったりするかもしれません 
  • 駐車場に面している道路が狭くて、駐車場からの出入りに苦労しないか
  • 駐車場に面する道路が坂道やカーブが近くに有る為、駐車場から出る時に危険はないか。
  • 駐車場に面する道路が幹線道路で大きくて広い為に駐車場を右折で出る時に、行きかう車や人などが多いと非常に危険。 
  • 駐車場に右折で入る時も対向車線や歩道を横切って入るので危険。
  • 駐車場の側に踏切が有ると、遮断機が下りているタイミングで渋滞が発生するので出にくい。
  • 家から駐車場までの距離が遠い場合、小さい子供がいると大変。また、荷物などが有ると大変。
  • 駐車場が坂道にあると、家から駐車場に行くときか、帰りのどちらかが上りになるので大変 

駐車場を探す時の防犯面

駐車場を探す時の防犯面
駐車場を探す時の防犯点
  • 防犯面でも注意が必要です 
    駐車場内に防犯カメラや電灯が無いと車上荒らしやいたずらの被害率が高くなります。

    セキュリティを重視されるなら、屋根付きガレージや機械式駐車場をお勧めします。
  • 女性の場合、家から離れていると、駐車場から家までの夜道の一人歩きはかなり危険です。

    明るい時間帯は犯罪が起こるとは思いもよりませんが、夜は雰囲気がガラッと一変するかもしれません。 
  • 屋根付のガレージは賃貸料が高くなりますが、車上荒らしなどの心配も起こりませんし、車の劣化や汚れなどの心配も無いので、大切な車を守る上でかなり安心です。 
  • 機械式は鍵・暗証番号を必要としたり、地下に格納されるタイプや柵やゲートに囲われるタイプなどが有り、ガレージと同じく防犯性に優れています。 

    但し、出し入れに時間がかかったり、機械のメンテナンス時や故障の時には使用できなくなるというデメリットがあります。 

    後は、高い賃貸料を払ってでも安心と車の汚れや劣化を防ぐか、車上荒らしや劣化を覚悟で安い賃料を取るかは、貴方の判断となります。  

駐車場の相場

駐車場の相場は住まわれる地域によって違います。

地価が高い都心や利便性の良いところサービスや設備が良いところなどはどうしても賃料は高くなります。

例えば東京や大阪と地方都市ではかなりの違いが有りますし、東京でも23区と23区以外とでも大きく変わります。 

23区の立地がよい場所では、数万円から10万を超えるようなところも有るようですが、東京でも都心から離れた利便性が良くない郊外などでは賃貸料もそれほど高くはないでしょう。

また、同じ地域でも利便性の違い、例えば駅から遠くて不便な場所やサービスや設備の良し悪しでも大きく賃料は変わります。

まず、インターネットで住まわれる予定地域の相場や駐車場に関する情報及び周辺の環境(道路の広さ等)などを知る事が探すうえでもっとも重要となります。 

同じ地域であるにもかかわらず、似た仕様の駐車場であるのに賃料が違うケースも有るかもしれません。

出来るだけ多くの情報を得る事が、割高な賃料で契約してしまうことを防ぐ事に繋がります

契約の流れ

月極駐車場を契約するには、必要書類を用意して審査を受けなくてはなりません。

予定している日に駐車場を利用するために、利用する日から逆算して、早めに進めましょう。 

まずは契約を円滑に行うため、必要な書類を用意しましょう。

必ず必要なのが、契約する方の免許証と車検証のコピーです。

①免許書
契約をする人の本人確認と現住所の確認に必要です。
現住所を確認するので、必ず免許証の表面。裏面をコピーして下さい。

②車検証のコピー
車の大きさを確認して駐車場に収まるかの確認及び契約車両と駐車車両が一致しているかの確認の為必要です。  

次に貸主さんや管理会社によっては、住民票と印鑑証明書のコピーが必要になってくる場合があります。 

更に審査が厳しいところでは、任意保険や収入証明のコピーの提出を求めてくるところもありますので直ぐに用意出来るようにしておきましょう。 

契約の流れとしては、借りたいと思った駐車場の空きを確認して、空いていれば貸主さんや不動産会社へ借りたい旨を伝えましょう。

申し込み用紙などが有れば、必要事項(住所・氏名・年齢など)を記入して、先ほどの書類と共に提出しましょう。 

駐車場なので住まいとは違い簡単だと安易に思いがちですが、審査などがあり、意外と時間が掛かかるので、利用開始日の事も考えて、どれくらいの期間が掛かるのかを貸主や不動産会社に確認しておきましょう。 

審査で問題が無いと判断されれば、初期費用の支払いになります。 

初期費用には手続の費用や敷金などが必要となりますので、前もって確認して用意おきましょう。 

初期費用を支払い終わり、契約書類などに必要事項を記入すれば、契約の手続きが完了します。 

まとめ

立体駐車場
立体駐車場

車をたまにしか使わない方なら、そこまで慎重になって探さなくてもいいかもしれませんが、毎日の事となると話は変わってきます。 

特に環境や設備に関しては、最初大した事がないと思っていたことも、毎日の事となるとかなりの負担を感じてくるでしょう

家から駐車場が遠かったり、駐車場に面している道路が狭くて出し入れに手こずったり、夜は明かりも少なく人通りも少ないので物騒に感じるなど、借りてから後悔いするかもしれません。 

また、月極駐車場は賃貸物件と違い、簡単に借りられると思いがちですが、提出書類や審査もあることに注意しておかないといけません。 

いざ引っ越ししてきた日から車を置くことが出来ないなんて事になりかねませんので、契約完了して利用できるまでに、どれくらいの日数が必要なのか把握しておきましょう。

決して駐車場ぐらいなどと侮らずに契約する前には、一度必ず現地を見ていろいろ確認をして納得してから契約しましょう。

折角、良い家に住んでいても駐車場にストレスを感じてしまっては元も子もありません。 

私たちの生活に欠かすことが出来ない、大切な愛車を安心して置ける場所を見つけましょう。 

 

タイトルとURLをコピーしました