「マイナンバーカードて?どうやって使うの、メリットとデメリットは?」

引っ越し

マイナンバーカードとは、個人番号制度(通称「マイナンバー認証」)に基づいて発行されるカードのことを言います。

また、個人番号認証に基づいて個人番号を持つ住民に対して発行されるプラスチック製のICカードです。

カードには12桁の個人番号(通称「マイナンバー」)や氏名、住所、さらに、カード所有者の顔写真と電子証明書が含まれており、本人認証のために利用されます。

個人番号制度は、2016年1月から日本国内で導入された制度であり、住民票や納税など様々な公的手続きにおいて利用されています。

この記事では、マイナンバーカードの申請の方法や利用目的及びマイナンバーカードを持つことによるメリットやデメリットについてお伝えします。

この記事を読んでいただければ、マイナンバーカードに対する疑問や不安を解消して、今後の生活に役立てて頂くことが出来るでしょう。

マイナンバーカードとは?

マイナバーカードとは?

マイナンバーカード(My Number Card)は、日本の個人番号制度(通称「マイナンバー制度」)に基づいて発行されるカードのことを指します。

住民票などの申請の折や納税など様々な公的な手続きに利用されています。

個人番号制度に基づいて発行されるプラスチック製のICカードで、顔写真と電子証明書が付いているため、個人認証のために利用されます。

マイナンバーカードの構成

マイナンバーカードには以下のような情報が含まれています

①個人番号(マイナンバー)
 12桁の番号で、個人を特定するための番号です。他の個人情報と結ぶこと で、各種手続き利用されます。

②氏名
 カード所有者のフルネームが記載されています。

③生年月日
 カード所有者の誕生日が記載されています。

④性別
 男性または女性であることが表示されています。

⑤住所
 住民票に記載された居住の住所情報が記載されています。

⑥顔写真
 カード所有者の顔写真がカードに含まれており、本人確認に使用されます。

⑦電子証明書
 カード所有者の電子証明書が保存されており、デジタルによる本人確認等に利用されます。

個人番号制度とはなに?

個人番号制度は、国が導入したシステムで、全国の住民に対して12桁の個人番号(マイナンバー)を決める事で行政手続きなどの時に個人を識別する為の制度です。

行政機関の間で情報を連携させることで、各種行政手続きにおける添付書類の省略など社会保障や税金の効率管理と利用者の公平性向上が目的です。

マイナンバーの活用事例は?

マイナンバーを利用する事で、公的手続きや民間の事業者との様々な用途に利用される事で取引がスムーズに行われるようになります。

具体的な利用範囲は以下のようになります。

税務関連の手続き
 マイナンバーは確定申告や税金の納付に使用できます。税務署などでマイナンバーを記載して提出する必要があります。

社会保険・年金の手続き
 マイナンバーは社会保険や年金の手続きにも活用されます。保険証の提示や年金の受給手続きなどスムーズに進める事が出来ます。

医療機関での利用
 マイナンバーカードは医療機関で本人確認(顔認証)や健康保険の利用にも役立ちます。保険証として使用することで、手続きが簡素化されます。

行政サービスへのオンラインアクセス
 国や地方自治体の行政へのオンラインサービスを利用する際に、マイナンバーカードが利用されます。本人確認や手数料の納付及び補助金の申請や公的な手続きがオンラインで簡単に完了します。

金融機関での本人確認
 銀行や証券会社などで口座開設や取引を行う際に、マイナンバーと紐づける事で本人確認の手段として利用されます。

公共交通機関での利用
 一部の地域では、マイナンバーと交通系ICカードを紐づけして運賃の割引が受けれるようにしています。

健康保険証として利用
 診察・薬の処方の過去データーに基づいた診察や薬の処方を受ける事ができます。

これらは一部の例であり、マイナンバーカードの利用範囲は幅広く多岐にわたります

マイナンバーの普及とともに、今後は更に積極活用が進んでいくことが予想されます。

マイナンバーカードのメリットとデメリット

メリットとデメリット

ここで、マイナンバーカードを利用することでのメリットとデメリットについてお伝えさせて頂きます。

☆メリット

本人確認として利用
 マイナンバーカードは、公的な手続きや民間事業者での本人確認に使用できます。

税務や社会保険関連の手続きの簡素化
 確定申告や納税の手続き及び社会保険の手続きや、個人番号を必要とする手続きをスムーズに行う事ができます。

公的手続きの効率性向上
 国や地方自治体の行政サービスや補助金の申請など、公的な手続きを効率的に行うことができます。

健康保険証として利用
 医療費控除などが簡単にできる。

コンビニで各種証明書を入手できる
 住民票・戸籍証明書などが取得できる。

マイナポイントがもらえる
 マイナンバーカードを取得する事で、マイナポイントがもらえキャッシュレス決済ができる。

☆デメリット

カードの紛失・盗難のリスクがある
 カードを紛失したり盗難にあった場合は警察署や市区町村への連絡を行う必要があります。

プライバシーへの危険
 マイナンバーカードを利用することで、個人情報が多くの場面で利用されるため、プライバシーを侵害される危険があります。

非保有者との差別化
 マイナンバーカードは任意であるため、持っていない人との差別化が生じる可能性があります。

有効期限がある
 更新手続きをしなければなりません。

これらのメリットとデメリットを考慮して、マイナンバーカードを得るかどうかを検討することが重要です。

今後、必要となる手続きや、利用・所持する事で起こるセキュリティ面を十分に理解した上で、自身の状況に合った利用を行う必要があります。

マイナンバーカードの申請方法

此処からは、マイナンバーカードを利用するにあたって、まず申請しなければなりませんので、その申請の仕方をご説明させて頂きます。

マイナンバーカードの申請方法には以下の3つがありますので、それぞれ簡単にご説明します。

オンラインによる申請の場合

スマホやPCからオンライン申請サイトにアクセスをする

①交付申請書を入手する

②PCやスマホで申請
 オンライン申請するサイトへアクセスします。

③QRコードの読み取り
 交付申請書に記載されているQRコードを読み込み、申請専用URLにアクセスする。

④メールアドレスを登録
 入力する項目
 ・申請ID
 ・メールを入力する
 ・登録したメールアドレス宛に完了したことがメールで通知される。
 ・本メールに申請情報登録を行う為のURLが記載されている。

⑤申請情報の登録
 ・メールで届いたURLにアクセスする。
 ・顔写真登録画面にて顔写真をアップロード。
 ・生年月日を入力
 ・電子証明書の発行希望の有無
 ・氏名の点字表記希望の有無

⑥申請情報登録完了
 登録したメールアドレス宛に申請情報の登録完了メールが届きます。

郵送申請の場合

①通知カードに同封されている交付申請書に必要事項を記入し、あなたの顔写真を貼り付けます。

②ポストへ投函します。

③あなたの住所に「個人番号通知書」と「個人番号カード交付申請書」が簡易書留で届きます。

④「個人番号カード交付申請書」に必要事項を記入する。

⑤同封されている送付用の封筒に入れて郵送しましょう。    

証明写真機で申請の場合

まちなかの証明写真機で顔写真を撮り、交付申請書に記入して提出する。

①証明写真機のタッチパネルから「個人番号カード申請」を選択し、撮影用のお金を投入して、交付申請書のQRコードをバーコードリーダにかざします。

②顔写真を撮影し必要事項を入力して送信。

③対応している「まちなかの証明写真機」
 ・株式会社DNPフォトイメージングジャパン
 ・日本オート・フォート株式会社
 ・富士フイルム株式会社
 ・北菱プリントテクノロジー
 ・三吉工業株式会社

 

ここでポイントです
「まちなかの証明写真機」はネットで設置場所を検索出来ます。
URL https://www.kojinbangocard.go.jp/apprec/apply/photobooth_apply/

マイナンバーカード申請時に必要なもの

必要なもの

〇資格の確認

マイナンバーカードを有するには、日本に住所を有する外国人および日本国内の個人番号(マイナンバー)を持つ日本人が資格対象となります。

〇申請に必要なもの

  • 個人番号カード交付申請書
  • 顔写真
  • 23桁の申請書ID

「個人番号カード交付申請書」はマイナンバーの通知カードの下部にあります。

また、オンラインで申請書をダウンロードすることも可能。

セキュリティ対策

マイナンバーのセキュリティは大丈夫か? もし盗難や紛失してしまった場合、他人に悪用されないかなど、不安に思われる方が結構おられるのではないかと思います。

個人情報漏洩のリスクについて

マイナンバーを他人が知っても個人情報を知ったり手続きをしたりすることはできません。

またマイナンバーカードに搭載しているICチップにはプライバシー性のある情報は記録されていません。

よって、マイナンバーだけの漏洩では実害は少ないでしょう、また、プライバシー性の高い情報は入っておらず、数字4桁のパスワードがあり、一定回数間違えるとマイナンバーカードがロックされるようになっています。

また、カードにあるICチップには情報は暗号化されて保管されており、不正に情報を取り出そうとするとICチップが壊れるようになっています。

カードを紛失・盗難に有った場合

もし、カードを紛失した場合は、「個人番号カードコールセンター」(全国共通ナビダイヤル)か「地方公共団体情報システム機構」に連絡してください。

365日、24時間受付してくれます。また、警察署や市区町村にも届け出が必要です。

  • 「個人番号カードコールセンター」(全国共通ナビダイヤル)  ☎0570-783-578
  • 「地方公共団体情報システム機構」 フリーダイヤル 0120-95-0178

利用上の注意点や個人情報の保護について

マイナンバーカードには重要な個人情報が含まれているため、紛失や通知に注意する必要があります。

カードを使用する際には、他の人に情報を知られることはありませんが、安全な場所に必ず保管してください

まとめ

マイナンバー

マイナンバーカードの普及状況

マイナンバーカードは全国で発行が進められていますが、現時点ですべての住民が保有しているわけではありません。

カードの発行に関しては任意であり、希望する場合に申請を行う必要があります。

個人番号制度やマイナンバーカードについては、国が情報提供や啓発活動を行っており、国民の理解と利用を促進していますが、常時使用するものでは有りませんので、全国民が取得するのは、もう少し先になるのではないかと思われます。

しかし、今後はセキュリティに配慮する事で、社会的な利用や公平性向上のために活用される重要なカードとなるでしょう。

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