引っ越しをするときには、住民票の移動手続きが必要です。
しかし、どのような手続きが必要なのか、どこに提出するのか、いつまでに提出するのかなど、分からないことが多いと思います。
そこで、この記事で引っ越し時の住民票の移動手続きについて、転出届・転入届・転居届の提出方法と期限を詳しく解説します。
引っ越しをスムーズに行うためにも、ぜひ参考にしてください。
引っ越し時の住民票の移動手続きとは?転出届・転入届・転居届の提出方法と期限について
引っ越しをするときは、住民票の移動手続きを忘れずに行いましょう。
住民票は、個人の住所や氏名、生年月日などを記録した公的な証明書です。
住民票の移動手続きをしないと、選挙や国民健康保険などの公共サービスに影響が出る可能性があります。
次の項では、転出届・転入届・転居届について詳しくお伝えします。
転出届とは?提出方法と期限について
転出届について転出届とは、引っ越し前または引っ越し当日に、今まで住んでいた市区町村に提出する書類です。転出届を提出することで、旧住所での住民登録が抹消されます。
転出届は、引っ越し前後14日以内に提出する必要があります。
ただし、引っ越し先が決まっている場合は、引っ越し前に提出することが望ましいです。
引っ越し先が決まっていない場合は決まり次第、引っ越しの当日までに提出する事が必要です。
引っ越し時の住民票の移動手続きの注意点とよくある質問
引っ越し時の住民票移動手続きは、忘れずに行うことが重要です。
しかし、手続き方法や期限などについて不明点や疑問点がある方も多いかもしれません。
ここでは、引っ越し時の住民票移動手続きに関する注意点とよくある質問を紹介します。
★注意点
- 転出届は、引っ越し前後14日以内に提出しなければなりません。期限を過ぎると、遅延した場合は罰金の対象となる可能性があります(「住民基本台帳法 第五十二条」 参照)。
異なる自治体へ引っ越しをする場合は、旧居の市町村役場へ「転出届」を提出して「転出証明書」を受け取ります。
この場合、住基カードもしくはマイナンバーカードを持参すると、「転出証明書」は発行されず、これらのカードが「転出証明書」の代わりになります。
「転出証明書」は引っ越し先の市町村役場で必要になりますので、大切に保管して下さい。 - 転出証明書は、転出届を提出した日から3ヶ月間有効です。
- 転出届は、本人または同一世帯の人が提出できます。代理人(世帯の人以外)で提出する場合は、委任状や本人確認書類などが必要になります。
- 転出届は、インターネットや郵送でも提出できる場合がありますが、市区町村によって異なります。事前に確認してください。
★転出届を提出する方法は、以下の通りです。
- 本人または同一世帯の人が直接市区町村役場に行って提出する
- 本人または同一世帯の人が郵送で提出する
- 本人または同一世帯の人がインターネットで提出する(一部の市区町村で可能)
★転出届を提出する際に必要なものは、以下の通りです。
- 本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
- 印鑑(認印以上)
- 転出先住所(決まっている場合)
転入届とは?提出方法と期限について
転入届とは、引っ越し後に新しく住む市区町村に提出する書類です。転入届を提出することで、新住所での住民登録が完了します。
転入届は、引っ越し後14日以内に提出する必要があります。
ただし、引っ越し先が決まっている場合は、引っ越し前に提出することも可能です。
引っ越し先が決まっていない場合は、引っ越し後に提出することが必要です。
★転入届を提出する方法は、以下の通りです。
- 本人または同一世帯の人が直接市区町村役場に行って提出する
- 本人または同一世帯の人が郵送で提出する(一部の市区町村で可能)
- 本人または同一世帯の人がインターネットで提出する(一部の市区町村で可能)
★転入届を提出する際に必要なものは、以下の通りです。
- 本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
- 転入届(役場に有ります)
- 印鑑(認印以上)
- 転出証明書(旧住所での転出届を提出した際にもらえる書類)
- 住民基本台帳カードまたはマイナンバーカード(転出届をカードで行った場合)
申請項目 | 内容 |
転入届 | 引っ越し後に新しく住む市区町村に提出する書類です。転入届を提出することで、 |
提出期限 | 引っ越し後14日以内に、引っ越し先の市区町村役場に提出する必要が有ります。 但し、引っ越し先が決まっている場合は、引っ越し前に提出する事も可能です。 引っ越し先が決まっていない場合は、引っ越し後に提出する事が必要です。 |
提出方法 | 本人または同居者が直接市町村役場に行って提出する。 |
必要な書類 | 本人確認書類(免許証やパスポートなど) |
転居届とは?提出方法と期限について
転居届とは、同じ市区町村内で引っ越しする場合に提出する必要がある書類で、市区町村役場に提出するだけで手続きを完了します。
転居届を提出することで、住民票の住所が変更されます。
転居届を提出しないと、旧住所に税金や保険料などが発生したり、選挙権や年金などの権利が失われたりする可能性があります。
提出期限は、引っ越し後14日以内に提出する必要がありますが、引っ越し先が決まっている場合は引っ越し前に提出することも可能です。
一部の市区町村ではインターネットでの提出も可能です。
必要な書類は、本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)、印鑑(認印以上)、転出証明書(旧住所での転出届を提出した)際に入る書類)、住民基本台帳カードまたはマイナンバーカード(転出届をカードで行った場合)です。
代理人による手続きは可能です。本来は引っ越しをする本人か世帯主、本人と同一世帯の人が手続き出来ますが、代理人が提出する事も可能です。(一部の市区町村で可能)。
申請項目 | 内容 |
転居届 | 引っ越し後、同じ市区町村に提出する書類で、住民登録の手続きを完了させる為の書類になります。 |
提出期限 | 引っ越し後14日以内に、引っ越し先の市区町村役場に提出する必要が有ります。 |
提出方法 | 本人または同居者が直接市町村役場に行って提出する。 |
必要な書類 | 本人確認書類(免許証やパスポートなど) |
引っ越し時の住民票移動手続きの注意点とよくある質問
引っ越し時の住民票移動手続きは、忘れずに行うことが重要です。
しかし、手続き方法や期限などについて不明点や疑問点がある方も多いかもしれません。
ここでは、引っ越し時の住民票移動手続きに関する注意点とよくある質問を紹介します。
注意点
- 転出届と転入届は、引っ越し後14日以内に提出しなければなりません。期限を過ぎるて、遅延した場合は罰金の対象となる可能性もあります。
- 転出届と転入届は、同じ日に提出する必要はありません。転出証明書は、転出届を提出した日から3ヶ月間有効です。
- 転出届と転入届は、本人または同一世帯の人が提出できます。代理人(世帯の人以外)で提出する場合は、委任状や本人確認書類などが必要になります。
- 転出届と転入届は、インターネットや郵送でも提出できる場合がありますが、市区町村によって異なります。事前に確認してください。
よくある質問
Q. 海外へ引っ越す場合や帰国する場合はどうすればいいですか?
A. 海外へ引っ越す場合は、日本国内の住所を離れる前に転出届を提出します。その際、「海外転出者証明書」という書類が発行されます。この書類は、海外で生活する際に必要になる場合がありますので、大切に保管してください。帰国する場合は、日本国内の住所に戻った後14日以内に転入届を提出します。その際、「海外転出者証明書」を持参してください。
Q. 未成年者の手続きはどうすればいいですか?
A. 未成年者の住民票移動手続きは、基本的には親権者や法定代理人が行います。親権者や法定代理人が同一世帯の人であれば、本人確認書類と印鑑(認印以上)が必要です。親権者や法定代理人が同一世帯の人であれば、本人確認書類と印鑑(認印以上)が必要です。親権者や法定代理人が別の世帯の人ならば、委任状や本人確認書類などが必要です。
但し、15歳以上の未成年者だあれば、自分で手続きをすることもできます。その場合は本人確認書類や印鑑(認印以上)の他に親権者や法定代理人の同意書が必要です。同意書は、市区町村のホームページなどでダウンロードできる場合が有ります。
以上が、未成年者の住民移動手続きについての詳細です。
まとめ
引っ越しをする場合は、転出届、転入届、移転届の提出が必要となります。
引っ越しをした場合は、転出元の市区町村役場で転出届を提出し、転入先の市区町村役場で転入届を提出することが必要です。さらに、新しい住所に移転届を提出する必要もあります。
また、手続きに必要な書類や手続きの流れについては、事前に市区町村役場やインターネットなどで確認しておくことが大切です。
手続きに必要な書類や手続きの流れについては、事前に市区町村役場のホームページやインターネットで確認することができます。
また、転居する際には、前もって必要な書類を用意しておくことが重要です。適切な手続きを適切に行い、スムーズな引っ越しを実現しましょう。